はんなり小町

趣味の映画や小説について語ります。

Over Drive

映画Over Driveを観てきました。

 

2018年6月公開。

東出昌大さん

新田真剣佑さん

北村匠さん

などが出演されてます。

 

 

 

始まりからカーラリーのシーンで迫力があり、

エンジン音がラリーの疾走感で迫力満載です。

 

 

 

 

ネタバレありです。

 

 

 

 

序盤にラリーをしてるシーンに、エンディングで流れるWANIMAさんのDriveがエレキギター歌無しverで流れるんですが、まずそこで鳥肌が立ちました。

音楽とラリーがマッチしていて疾走感が素晴らしい。

 

劇中に何回もラリーシーンがありますが、

車にあまり詳しくない私も見入りました。

 

ラリーのルールだったり、メカニックの内容だったり、、

何も知らない私でもわかりやすく劇中で説明があります。

 

 

劇中の檜山弟がインタビューで強気にコメントするシーンがあるんですが、

そこでコメント後にマイクカバーを歯で咥えて外し、フって捨てるんですよ。

その姿がかっこよくて、映画観てる時にはあーん♡ってなりましたw

 

 

 

この映画は車のラリーシーンが多いですが、内容としては兄弟の過去だったり

2人ともが過去と葛藤するシーンだったり凄く人間性に溢れるストーリーです。

 

 

檜山兄弟は仲良くないんですよね。

原因は過去に2人が好きになった女性のことです。

劇中で明らかになっていきます。

 

 

終盤に近づいて行く中、それぞれの心境があらわになり

最終的にラリーに対しての思いが団結するのですが

なんやろ、、、

もの凄く感極まりました。

 

Spicaのチームワークがより一層硬いものになっていき、檜山兄弟もマネージャーもメカニックチームもラリーに対する想いが1つになるのが見えて素晴らしかったです。

ほんと終盤はとくに泣けました。

 

 

ラリーでスピードが落としきれずに

ロードからオーバーしてしまいリタイアするコースがありました。

そのシーンではチームみんなが必死に車のメンテナスをしていて

でも直せない。となって、、、

悔しさが観ているこちらにも伝わってきます。

 

別のコースでは前を走っていた車のトラブルがあり、

Spicaの車がその車に直撃して車体ごと海に水没するシーンは

誰もが明日のレースは出れない。

と勝利が目の前に見えているのに諦めなければいけない。

その悔しさ、悲しさがチームみんなに押し寄せているシリアスなシーンも

凄く伝わってきて泣けました。

 

 

そこで檜山兄は直そうと言い、

水揚げしてからメカニックチームが一晩かけて直せるとこは全て頑張って直していきます。

あとは、エンジンがかかればラリーに出れる。

その瀬戸際で何回もエンジンをかけます。

何回も何回も。。。

それでもエンジンはかかりません。

 

 

 

諦めかけて最後にエンジンをかけた時に

なんと、、、反応したんです!

 

その瞬間、更にチームが一つになりました。

 

 

そしてラリーに挑む檜山弟。

兄の声かけにいつも文句を言ってましたが

この時兄は全開で。と声かけをします。

ここで弟は、了解。と笑顔で初めて言うのでした。

 

 

このように信頼関係ができていく所に見てて心動かされます。

 

 

 

マネージャーとして配属された遠藤は、

ラリーに関して無知な女性でした。

カニックのみんなや檜山兄弟と接して行く中で

ラリーに関して勉強し団結していきます。

 

檜山弟は遊び回っていて、振る舞いも派手なものでした。

マネージャーにはクビ宣言をしたり、

言う事を聞かず派手に暴れまくったり、

スポンサーの帽子を被らなかったりと、、、

マネージャーには手に負えない状態でした。

 

しかし最後の方にある会見では

しっかりスポンサーの帽子も被っていて

過去の話をマネージャーにしたりします。

口ではきつい言葉で突き放しますが

ちゃんと心を開いて信頼しだしてたんやなーと

思う節が何点かありにやけました。w

 

 

そしてSpicaは優勝します。

 

 

 

その後、檜山弟は海外で契約をし舞台を海外へ移します。

 

子供の頃によく兄弟で自転車で山道を下っていたのですが、

優勝してから兄弟で昔の頃のように自転車で山道を下って行くのでした。

 

 

 

 

そしてエンドロールです。

主題歌のWANIMAさんのDriveが流れます。

 

またこの曲が素晴らしい。

この映画のために作られたのかなと思うほどマッチング!!

 

 

エンドロールでは映像も流れます。

内容は映画のシーンと撮影風景。

 

エンドロールまで楽しめる良い映画でした。

 

 

 

 

ひとつ気になったのは、、、

 

2人ともヒナと言う女性を好きになって

檜山弟は、ヒナと兄が両思いだと気付いて

弟が告白して振られたときに

兄貴には別に好きな人がいる。

と嘘をついてしまうんです。

 

ヒナはそれが原因で外国に行くのですが、

その際に亡くなってしまいます。

それが原因で仲が兄弟の仲がギクシャクします。

 

 

女性が原因かい。

ほんで、弟が自分のせいとおもうのはわかる。

でもなんで兄まで変わってしまったのかと疑問に思いました。

 

 

 

全体的には素晴らしい内容でした。

 

 

 

20代後半になって、チームの絆的ストーリーに心動かされる様になったなー

 

 

まっけんの肉体が素晴らしいです。

まっけん好きな人は肉体と葛藤の涙シーン、

そして私一押しのあのマイクカバー外してハニカムシーン。

ぜひ見てください!!w

 

 

 

 

 

友罪

映画 友罪 観てきました。

 

 

瑛太さん

生田斗真さん

佐藤浩市さん など

 

豪華キャストです。

 

 

見た感想を書いていきたいと思います。

 

 

まず、見終わった感想。

 

いい作品ではありました。

テーマは、加害者、被害者家族、記者、の様々な感情。

償い。それぞれの今後を考えさせるものです。

 

ただ、主観となる登場人物が多くて観客を置いて話が進みます。

今は誰の話をしてるの?

これは誰の過去の回想シーン?

どれが現在?

っと映画中何度も思いました。

 

過去のシーンだったり、急に違う人の話になったりと

正直中盤まで理解できずにいました。

原作を読んでいる方ならすんなり内容は入ってくると思いますが、未読の私にとってはなんのこっちゃ、、、。

 

なので原作を読んで見に行かれる事を強くお勧めします。

内容は素晴らしいのにほんともったいない。

前半の内容をもっと頭に入るような演出にしていただきたかったです。

 

 

さて、あらすじ

 

 

 

生田斗真さん演じる益田は元ジャーナリストを目指す雑誌編集者でした。

勤め先の上司と方向性の違いから退社し、寮付きの町工場で働くことに。

同じ日に瑛太さん演じる鈴木も一緒に働き始めます。

次第に2人は心を開いていくように。

 

鈴木は一人の女性と出会った。

彼女は元恋人に指示されAVに出演した過去があり、しつこく付きまとわれ自分の過去の動画を脅しに使われ続けているのだった。

 

 

その中、雑誌記者で益田の元彼女清美が現れる。

児童連続殺人事件について意見を求められることに。

清美と何回か顔を合わせて行くうちに、犯人が鈴木だと疑うようになっていく。

 

 

一方、

少年院で児童連続殺人事件の犯人を担当していた白石先生は、再犯の噂を聞き心を痛めていた。

その中、疎遠になっていた高校生の娘の妊娠を知り戸惑う。

 

 

一方、

佐藤浩市さん演じる山内は、10年前に息子が交通事故を起こし人の命を奪ってしまった。

償い続ける山内に妻から、息子が結婚しようとしていて子供を授かっていると聞かされ言葉を失う。

息子のために家族を解散させたのに、家族を作ろうとする息子に怒りを露わにするのだった。

 

 

 

 

 

あらすじ書いていてもわからんなるw

主に益田、鈴木、白石、山内4名それぞれの話になります。

 

 

そこに益田の元彼女や、鈴木の前に現れた女性、その元カレ、工場の同居人、益田の親友の両親、白石の娘、山内の家族、山内の息子が死なせてしまった被害者家族。

 

と複雑にそれぞれのストーリーが絡んでいきます。

 

 

 

 

以下、ネタバレ含みます。

 

 

 

 

 

 

劇中で連続児童殺人事件がクローズアップされるのですが、

その内容が実際にあった神戸連続児童殺傷事件に似てるんですよね。

 

みなさんは覚えていますか?

酒鬼薔薇聖斗

 

少年犯罪の法律を更新せざるおえなくなった事件です。

 

 

学校の門に生首が置かれ怪奇文章を新聞社に送りつけ、

 

さあゲームの始まりです。

 

と自身の存在を世間に知らしめ、男女2名の命を奪った15歳少年Aのことを。

 

 

 

私個人的に少年犯罪や連続殺人事件など犯罪心理に興味があり、昔から調べていたこともあって神戸連続児童殺傷事件の内容が頭に入っていたこともあり、内容が似ていることにまず頭が一杯になりました。

 

 

以下劇中の連続児童殺人事件の内容。

少年A14歳

仲の良かった男の子を焼殺。その後、自慰行為をする。

女の子を殺害

虫や動物虐待をするようになる。

 

 

実際あった神戸連続児童殺傷事件の内容。

少年A14歳

弟の友達でよく遊びに来てた児童を銃殺

その後、首を切断。射精する。

女児を殴って重傷を負わせ、のちに死亡

虫や動物虐待をするようになる。

 

 

全く一緒ではないですが、似ていませんか?

 

 

その他にも、少年院でいじめられていたことや

少年院の女性官にだけ心を開いていたり

絵が上手だったり。

 

 

この映画では母を昔に亡くし、そのせいで性的な発達が歪んだことになっています。

が、実際あった酒鬼薔薇事件も性的に歪んでいたことなどもあり、実際にあった事件と犯行や背景が似ていたこともありよりリアルに捉えられました。

 

 

 

益田は過去に親友がいじめにあっていたのに、自分もいじめられるのが怖くてお葬式ごっこを一緒にしていました。

親友の名前の色紙に

じゃあ。

と、お別れの言葉を書いたのでした。

その翌日に親友は自殺してしまいました。

 

益田は自分が親友を殺したんだと苦しむようになり、毎晩うなされ続けている。

 

 

益田の元彼女から児童連続殺人事件についてはなしをされてから鈴木を疑い始める。

鈴木がスケッチブックに描いていた女性が、犯人の少年院で担当していた女性官に似ている事、鈴木の幼少期の写真が、当時の犯人の顔に似ていることから、鈴木のことについて調べだすのだった。

 

鈴木の元友人や、鈴木が起こした事件の殺害現場を訪れる。

 

ある日、鈴木と同僚とでカラオケへ行く。

その際に鈴木の歌っている姿を動画を撮っていた。

 

 

益田は元恋人の清美と会い、鈴木の事を原稿に書き見せた。

その際に益田は清美に、

自分の彼氏が昔犯罪を犯していたらお前はどうおもうんだよ。

と問います。

すると、清美は

そんな人と付き合ったりしないし。

と答えるのでした。

 

益田は親友を殺したのは自分だと長年苦しんでいる中、この一言は辛かったのだと。。。

 

帰り際に、カラオケで撮った鈴木の姿が映った動画もみせている。

生きてるんだねー。

と清美がぽつりと呟いた。

 

元犯罪者がのうのうと歌って笑って生きていることが不愉快だと思わせるようだった。

 

 

 

数日後、週刊誌に少年Aの現在とスクープが載っていた。

そこにはカラオケをしている鈴木の写真が一緒に載っていたのだ。

目だけモザイクはかかっているが、みじかな人には鈴木だとわかる画像だった。

それは、

 

益田が撮っていた動画だったからだ。

 

 

同僚と鈴木が知り合った彼女も同席していたため、カラオケにいた人物はみんな少年Aが鈴木だとわかってしまったのだ。

 

 

益田は同居人の先輩から

これ、お前が書いたんだろ?

と言われて週刊誌を見せられ、雑誌に鈴木が載った事を知る。

俺じゃないです!!

と言い、急いで鈴木の部屋へ。

 

 

益田は鈴木に泣きながら謝る。

鈴木は

いいよ。友達だもん

っと言ったのだった。

 

鈴木は知り合った女性に

会いに行ってもいい?

と連絡するが、断られてしまう。

 

 

その後、鈴木は寮から姿を消したのだった。

 

 

 

益田は清美がいる雑誌編集局に訪れつめよるが、そこに清美の上司が横入りする。

清美と会って鈴木の動画を見せた時に、実は上司も離れたところに潜んでいて売れる記事を書くために、上司と清美は企んでいたのだ。

 

 

益田と鈴木はそれぞれ自分の過去の過ちを犯した場所に訪れていた。

 

 

 

と、ここで映画は終わります。

 

 

 

益田の葛藤している姿。

鈴木の出所後の心境。

 

 

この映画を見ていて、私も仲良くしていた友達が元犯罪者だとわかった時にどんな反応をするのかなと思いました。

 

益田はわかっていても、友達だと接していました。

でも、鈴木のことが好きだった彼女や、同僚からは見放されてしまいました。

 

週刊誌を見た赤の他人からは、こんな子が息子だとおもうと、、、

と言われていました。

 

 

凶悪事件や殺人事件などニュースが毎日撮りだたされますが、怖いなーと思って見てしまうのが実際の所です。

 

その中で更生して生きて行くすがたがまさに鈴木でした。

殺してくれよ

というシーンもありました。

 

でも、結局は自殺することを諦めたのだった。

 

 

鈴木が彼女にキスされるシーンがあったのですが、鈴木は何も言わないまま家を出るのでした。

このシーンを見て私は性的に何か歪んでるのかなと思いました。

 

実際に、男児を殺害した時に自慰行為をしていたと劇中で言われてましたね。

 

 

少年院を出て何年経っても、一般で言う普通の性的行為が女性と出来ないと言うのは鈴木にとっても今後悩まされるものだと思います。

通常になっていけるように更生する施設や、治療法が今後できれば、現実社会でも再犯が減って行くのかなと思いました。

 

 

 

そして、息子が交通事故で人を殺めてしまった山内の話です。

 

 

山内が事件後も被害者家族に頭を下げに行っている姿がありましたが、

加害者家族からは

 

あんたが来るたび思い出すんだよ。

もう忘れたいんだよ。

通帳にあんたの名前で振り込まれてるのを見るたびに、あんたのお金で生かされてると思うと悔しい。

あんた何もわかってない。

 

と。

 

仕事現場に加害者のお父さんがお酒飲みながら仕事終わりを待ってはるシーンもあり、

加害者のお父さんからは

 

息子をかえしてください。

と泣きながら訴えられる山内。

 

 

義理のお兄さんにも世話をかけて申し訳ないと頭を下げる山内の姿。

しかし、義理のお兄さんには

 

やめてくれよ。

あんた頭下げるのになれちまってんだよ

と言われる。

 

 

山内は償いとして家族を解散させたのだ。

解散しようと言った時に、妻が嬉しそうにしたように見えたと。

自分は被害者家族と面会し続け償い続けてるのだと。

 

 

その中で自分の息子と会い、結婚相手の紹介をされる時に反対をする。

人を殺めてるお前が、子供を産むなんてと。

 

婚約相手の女性は

罪を犯した人はしあわせになってはいけないんですか?

 

 

償いとはなんなのでしょうか

 

 

幸せにならないことが償い?

いろんな価値観がみられました。

 

 

結婚式に乗り込み中止させる勢いだった山内ですが、その場は納められてしまうのでした。

 

 

その後、息子から直接泣きながら電話がかかってきて。

子供は妻の体でスクスクと育ってるよ。

お父さんがしてきた事全部自分でやるからと。

 

山内はそうかと電話を切るのでした。

 

 

 

息子への怒りがなくなった瞬間だったのでしょう。

 

 

 

加害者の家族についてよく本で読んでいたのですが、どう償うかが本当に課題になってくると思います。

被害者遺族に許しを得ることなどできはしないけれども、どう接していけばいいのか自分の息子が交通事故で殺めてしまったとなると自分はどう償うのか。

そう考えさせられました。

 

佐藤浩市さんの葛藤する父役素晴らしかったです。

 

 

 

そして、もう一人のストーリー。

白石は、少年院で更生させる先生として犯行後の鈴木と接してきました。

長年鈴木と向き合ってきた白石は、出所後再犯したと言う噂を聞き心配していました。

 

そんな中、鈴木から白石にコンタクトがあり会うことに。

 

 

鈴木は、楽しそうに話をします。

白石はそんな鈴木に

よかったね。すごいね。

と褒めます。

 

その度に鈴木は真顔になります。

鈴木はそんな反応を求めていたわけではないと言うように笑っていた表情を真顔に変えるのです。

 

 

白石が喜ぶだろうなと思うような話を楽しそうにします。

本当なのか、嘘なのか内容はわかりませんが、、

 

 

鈴木は白石にどう接して欲しかったんだろうと。

今でもわたしにはわかりません。

 

 

 

白石は、娘がいるのですが鈴木の事をばかり気にかけていて娘とは疎遠状態でした。

 

ある日、娘から呼び出されます。

 

 

サインしてほしい用紙があると。

その内容はとは、避妊手術の手続きの同意書でした。

 

白石は

相手は?お父さんには?

と質問ぜめをします。

 

娘は、

それが言えないからわざわざ他人のあんたに書いてもらいにきたんだよ

あんな怪物ばっかり相手にしてさ。

と言うのです。

 

怪物とは鈴木の事だと思います。

なかなかサインを書かない白石を見て、娘は同意書を奪って去って生きます。

 

 

その後を追えない白石、、、

 

 

 

そして、ある日携帯に電話がかかってきます。

娘の避妊手術をした病院からでした。

 

その時、少年院の中で問題がおきます。

が、どうしても行かないといけないの。

と白石は仕事ではなく、初めて娘を優先さしたのでした。

 

 

病院に着くと、手術を終えていた娘が。

 

白石は、

お腹の子3カ月だったんだね。

ほんとは産みたかったんでしょう?

と、問いかけます。

 

娘は

もう(お腹に)いなくなったんだよね。

と言いながら泣いていました。

 

白石はそんな娘を抱きしめます。

娘は、

今更遅いよ。

遅すぎるよ。

と、泣きながら白石のことを抱きしめ返すのでした。

 

 

 

 

それぞれのストーリーが見れる作品です。

内容は本当に素晴らしいので、

もう一度全てを知ってから、映画館に足を運びたいと思います。

 

 

内容が気になりすぎて、原作買っちゃいましたw

 

 

ヒューマンストーリー素晴らしいです。

 

レッドスパロー (後半ネタバレ含みます)

2018年3月下旬頃に公開された映画レッドスパロー。

観てきました。

 

女スパイとして生きていくことになった女性の物語です。

 

 

まず見た感想として、最後の結末に鳥肌が立ちました!

主人公の女性は本当に頭がいい。

この結末を誰が予想できたでしょうか。

 

この作品では女性の強さが垣間見れます。

特に女性の方に是非観ていただきたい作品です。

 

 

 

あらすじ

 

 

主人公の女性ドミニカは有名なバレリーナでした。

ある日、舞台で一緒に踊っていたパートナーの足と接触した際に大きな怪我を、、、

この怪我からバレリーナの道は諦めざる終えなくなりました。

 

 

ドミニカはバレーが出来なくなり今の劇団には居られなくなります。

大きな足首の怪我はバレリーナにとっては今後二度とバレーができないと言うこと。

劇団側からすればドミニカは用済みなんです。

すぐに代役を探して回る様子、、観てて悲しくなりました。

まあ仕方ないのかも知れませんが

 

 

今借りているアパートは所属していた劇団から借りているもので、目の不自由な母と同棲していた事もあり、介護や病院のお金など金銭的な面で所属劇団からサポートを受けて生活していたドミニカにとっては怪我のこともですが、今後どう生活していくかを考えなくてはいけなくなりました。

 

 

そんな中、一向に顔を出さなかったロシア情報局副局長を務める叔父が家に訪問して来ます。

今後の生活の支援をしてあげると。

ドミニカはそれを断りますが、その別れ際に叔父が置いていった写真を観て驚きと怒りが湧きます。

 

その写真とは

彼女が怪我をした舞台でパートナーとして共演していた男性と、同じ劇団員の女性の2ショット。

 

そう、これは男性ダンサーと劇団女性による仕組まれたことだったのです。

 

 

 

そしてドミニカは動く

 

2人がいちゃついているところを後ろから襲撃します。

 

 

 

ここから彼女は叔父に誘導されるように、スパイへの道へ進んで行きます。

 

 

 

 

 

ここまでがあらすじ

 

 

あらすじの内容だけでもとてつもなく濃いですよねw

 

ここからはもっともっと濃く濃くなって行きます。

 

 

 

以下ネタバレ含みます。

 

 

 

 

叔父にミッションを頼まれます。

それは、政府高管理職に就く男性にハニートラップをしかけてその際にスマートフォンを交換してこい。

と、言う内容。

 

 

そして彼女は実行します。

 

ホテルのバーで政府高管理職の男と会い部屋へ同行することに。

ドミニカはこの男と体を交わるのだろう。と覚悟の上でした。

部屋に入りベッドへ行くと、彼は豹変したかのように荒々しくレイプのようにドミニカを犯し始めます。

 

覚悟していたドミニカですが、泣き叫びされるがままに、、、

その時、窓から男が侵入し政府高管理職の男を殺めました。

 

 

驚きと恐怖で混乱する血まみれのドミニカを、第三の男はある場所に連れて行きます。

そこには、ドミニカの叔父の姿が。

 

 

悪いようにはしない。

と叔父。

 

 

暗殺現場を目撃してしまったドミニカは始末されそうになりますが、叔父の立場もありなんとか命は助けてもらえました。

 

が、その代わりにスパイ育成場に入らされます。

 

 

 

このスパイ育成場が凄いんです。

 

スパイ育成場ではターゲットの欲望を見抜いてコントロールすることを身につけて行くのですが、内容が過激です、、、

 

授業として大勢の生徒の前で全裸になったり、奉仕したり、、、

とにかく全裸やそういった行為が度々画面に映し出されますw

え、下まで見えてるけど大丈夫なん?って感じで焦りましたw

 

そんな中、映画の中の生徒は真剣にsexシーンを見て勉強をしていました。

この違和感。

 

スパイって精神的にも肉体的にも凄くきついのに、それを感じさせない余裕感が本当に凄いなと思わさせられました。

 

映画なので実際はわかりませんが、心理のプロですねこれわ。

 

 

 

恥じらいやプライドを捨てなさい。

と、女性教官。

 

ドミニカも次第にスパイとして技術を身につけて行きます。

 

 

そして、スパイとして任務が与えられます。

 

それは、アメリカCIAと接触し、ロシア情報局の裏切り者の名前を聞き出す事。

 

 

 

ドミニカは名前を変えアメリカのCIAナッシュと接触して行きます。

しかし、ナッシュにドミニカの正体がバレてしまいます。

ナッシュはロシア情報局とアメリカCIAのスパイの名前を知っていますが、

もちろんドミニカには言いません。

 

ここでドミニカは協力しようとナッシュに持ちかけます。

そして二重スパイをすることに。

 

 

ある日。

ドミニカが帰宅すると、ルームシェアしていたもう一人のスパイ女性がバスルームで無残に殺されていた。

暗殺者がそこには居て、裏切り行為をしたらこうなるとドミニカに見せつけたのです。

 

 

亡くなった女性スパイの仕事を引き継ぐことに。

ロシアにCIAの情報を売ろうとしていた女性と接触。

 

 

その際に、失態がありドミニカに反逆者の疑惑がかけられ、

ロシア情報局に酷い拷問を受けます。

 

 

その中、叔父に二重スパイをしていて今なら情報が得られる。

チャンスなの。裏切ってない信じて。と

 

そして、釈放されドミニカはナッシュと再会し愛を確かめ合うのでした。

 

 

目が覚めたドミニカが目撃したのは、ナッシュが暗殺者に拷問されている所でした。

 

ドミニカはその暗殺者と一緒にナッシュに拷問をします。

このシーン見てられなかった。

さっきまで愛し合ってたのに、ロシア側に裏切り者じゃないと証明する為に愛する人を拷問するってほんまは辛いんやろなって。

でも、そんな事は微塵も感じさせずに淡々と拷問し、裏切り者の名前を聞き出そうとします。

それでも、ナッシュは名前を吐きません。

 

もしかしてドミニカはナッシュとは愛し合ってるフリをしていただけなのかな?

と思わせるくらいの拷問ぷりでした。

 

 

凄い緊張感のあるシーン

 

 

隙を狙いドミニカが暗殺者を殺害。

 

 

 

その後、ドミニカとナッシュはアメリカのCIAにて保護されます。

 

 

そこに、ロシア情報局長がドミニカの前に現れます。

そしてなんと、スパイは私だと自ら宣言するのです。

 

この事をロシア情報局に密告し、次はドミニカが内通者になれ。と

 

驚きを隠せないドミニカ。

 

 

その後、ドミニカはスパイの名前をロシア情報局に伝えました。

 

 

 

 

ここから衝撃のラストです。

 

 

 

 

 

 

 

ドミニカの身柄をアメリカCIAからロシア情報局に引き渡すシーン。

 

ナッシュは殺されに行くものだぞ。と、

ドミニカを止めようとしますが、ドミニカは聞きません。

今にわかる。と言い歩いて行きます。

 

 

そうこうしている途中、

ロシア情報局からは裏切り者のスパイが連れてこられました。

 

 

 

そこにいたのは、

ロシア情報局長官(スパイ張本人)ではなく

 

ドミニカの叔父でした。

 

 

 

 

予想外すぎて、衝撃的すぎてびっくりしました。

 

このラストは、誰が予想できたでしょうか!

 

 

 

ドミニカはロシア情報局にほんとうのスパイの名前ではなく、

自分の叔父の名前を伝えていたのです。

 

叔父に復讐をするために計算をして計画をしていました。

ほんとに驚きです。

証拠も捏造し、ロシア情報局の裏ずけ調査もなんなとクリア出来るように仕向けたのです。

 

 

そして、叔父は射撃され殺されました。

 

 

ドミニカはと言うと、

国のために反逆者を見つけたとし讃えられたのです。

 

 

 

そして、最後に少し回想シーンが入ります。

それは、ドミニカが叔父を反逆者のスパイだと陥れるための工作をしていたシーン。

 

いやーこの回想シーン見て凄いなと本当に思わされた。

 

 

そんなに疑問も持たなかったシーンですが、よく見るとちゃんと意味があったんやなーと。

是非、この最後の謎解きのシーンを注目して頂きたい。

 

 

そう思うと、ドミニカはずいぶん前から叔父を陥れる工作をしていたのだなと思いました。

 

こんな酷いスパイ人生にさせた叔父を許せへんかったんやなと。

 

 

 

 

一つ疑問なのは叔父はドミニカの事を性の対象?異性?として見ていたのかな?

と思わせるような雰囲気がありました。

 

叔父はドミニカを仕事の道具に利用していたりひどい事をしているのに、矛盾してないか?と思ったり。。

曲がった愛情を持ってたのかなと。

 

 

ドミニカ役の女優

ジェニファー・ローレンスさん

素晴らしいです。

なにを考えているか読み取らせない雰囲気が役とマッチ!

 

 

原作がエドガー賞を受賞した作品だと言うことなので、

原作を買って読みたいと思います。

 

もう一度見たいなと思った作品でした。